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山王まつり(日枝神社)

富山市医師会健康管理センター 佐伯圭子

 “さんのさん”“さんのはん”は,地元の人々から親しまれているお宮さんです。本当の名前は“日枝神社”,ニックネームが“山王さん”。山王さんに祭られている神様は,大山咋神(おおやまくいのかみ)と,大己貴神(おおなむちのかみ)。大山咋神は山や土地の神様,大己貴神は大黒様です。

 お隣の石川県の白山社と山王さんは仲良しです。山王さんは男の神様,白山社は女の神様で,お二人は結婚されました。どちらの神社も縁結びの神様といわれる由縁です。また数字の神様,すなわち商売の神様ともいわれています。

 この日枝神社の春の祭りは毎年5月31日から6月2日までの3日間行われ,31日には氏子約4500世帯を神職がまわり,祈祷を行います。太鼓・笛の囃子と共に神輿や獅子が子供たちとパレードします。最近では女神輿も繰り出し,よりいっそう華やかになりました。昭和49年からは,京都祗園囃子や伏木けんか山車のほか,秋田の竿灯・山形花笠踊・佐渡おけさ・最近流行のヨサコイなど,県内外の民族芸能の一行を招き,祭りに花を添えています。

 1日には献茶式が厳かに行われ,神様に日頃の感謝の気持ちをこめてお茶を差し上げます。煎茶のお家元自らが京都から来県し,お手前をされます。

 山王まつりに合わせて,近頃は“山王市(さんのいち)”が開かれています。20万人もの参詣者が訪れるこの機会を町の活性化に発展させたものです。今年の5月に富山市で全国学会が開催されます。このような地で生まれ育った元気で活気に満ちあふれた私たちが皆さんをお待ちしております。技師会員のご健康とご活躍を,“さんのはん”の初詣でよ〜くお願いしておきました。きっとよい年になりますよ。

(会報JAMT 2004年02月号掲載)



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