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松山まつりにおいでんか?

済生会松山病院 小西光子

 “アウト,セーフ,ヨヨのヨイ”。威勢の良い声とともに野球拳踊りの連が松山城の下,ロープウェイ街から出発する。松山まつりのメインイベントの始まりだ。前日の「野球サンバ」に負けじと,思い思いの衣装,テンポを変えた音楽で楽しくアピールして踊る。40連以上の踊り手に,見るほうも力が入る。

 私はもちろん,観客の一人として2時間ほど「こんどはどこの連?」と首を長くして見ている。情けないことに次の日は筋肉痛になる始末だ。

 ところが,2年前の夏祭りは違った。母が「ねたきりになら連」で踊ったのだ。老健施設を利用していた母に声がかかった。練習風景をNHKが取材にきて放映されたりもした。もちろん,否が応にも盛り上がったものだ。私もにわかカメラマンとなり,連の近くで写真をとったり,参加者の気分を味わうことができた。

 こうした祭りの踊りが医療や介護に役に立つなんて母のおかげで知ることができたのもうれしかった。また,機会があれば母が参加してくれないかなとひそかに願っている。

 もし夏に松山を訪れる予定のある方は,ぜひ松山まつりに日程を合わせてください。そして『野球するなら,こういう具合にしやしゃんせ!』という音楽が流れてきたら一緒に踊ってください。ただし,着物は,絶対ぬがないように!

(会報JAMT 2004年10月号掲載)



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