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那覇ハーリー祭り

国際リゾート研究所 川上 国男

 沖縄では4月に海開きが行われ,いよいよ海のシーズンに入り,ゴールデンウィークには海を舞台とした那覇ハーリーが開かれます。

 ハーリーとは爬竜船(はりゅうせん)競漕のことで,豊漁と安全祈願を目的とした伝統行事で,その起源は14世紀に中国に留学した学生が現地で見た爬竜船競漕にならったのが最初だと言われています。中国では紀元前から行われていたというから,とても歴史の古い行事ですが,沖縄でも600年もの歴史を持っているのです。そんな那覇ハーリーも廃藩置県により一時的に禁止されますが,本土復帰後,沖縄海洋博覧会開催に伴い1975年に復活しました。

 全長14.55メートル,重さは2.5トンのハーリー船,漕ぎ手は32名,鐘打ち2名,舵取り2名,旗持ち6名,合計42名が乗り込みます。船体の先には竜頭を,船体の尻には竜尾の彫り物を施し,色とりどりに飾られます。また那覇ハーリーの見所は,競漕以外にもライブイベントや豊富な屋台,祭りの期間中連日行われる打ち上げ花火などもあります。

 楽しみ満載な那覇ハーリー祭りに,ぜひ出かけてみませんか。ただし5月の沖縄の日差しは強いので,帽子を忘れずに。

(会報JAMT 2005年 4月号掲載)



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