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世界文化遺産「姫路城」

高砂市民病院 中原 孝一

 姫路城は高さ45mの姫山を利用した連立式天守閣郡で、外観は五層、内部は六層の大天守閣を中心に、渡り廊下で結ばれた三つの小天守からできています。三層の天守閣が造られたのは秀吉が城主の時で、その後、池田輝政が五層の天守閣のある城に作り変えました。

 奈良の東大寺大仏像に次ぐ巨大木造建築であり、白壁造りでちょうど白い鷺が飛んでいる姿によく似ていることから白鷺城とも呼ばれています。

 また、昭和31年には天守閣をすっぽり包む巨大な素屋根工事が行われ、その規模から「昭和の築城」とも呼ばれています。

 築城から400年の歴史の中で、幾つかの伝説が生まれ、お家騒動の犠牲になった「お菊物語」、貧しい老婆の「姥が石」、大工棟梁の「傾きの天守」、宮本武蔵の「妖怪退治」、お城のカラクリなど城にまつわる興味深い物語が多くあります。

 平成5年に世界文化遺産に登録された姫路城は新しい息吹を吹き込まれ、新たな歴史の夜明けを迎え一段と凛々しくそびえ立っています。

姫路城の四季


(会報JAMT 2006年6月号掲載)



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