第5回CRCと臨床試験のあり方を考える会議2005 in 横浜

 医薬品が患者の治療に真に役立つためには、その医薬品の有効性と安全性が確立されている必要があります。医薬品開発には創薬ステージと育薬ステージがあり、創薬ステージは基礎研究と臨床試験(以後治験と言う)に分けられ、育薬ステージは市販後の臨床試験が該当します。新薬開発には、15〜20年の歳月を要し、多額の費用を必要とします。新薬の有効性と安全性を確認する作業の中で最も重要な作業がこの治験です。従来より治験は行われていましたが、ソリブジン事件や多くの贈収賄事件に見られるように、医師と患者と製薬会社の間の不透明な関係が治験のイメージを悪くし、また一部に不幸な結果をもたらしました。

 新GCP下の治験の現場において、問題の発生を未然に防止し、不幸にして発生した場合にも早期に察知し、適切に対処して被害を最小限に食い止めるために、CRC(.Clinical Research Coordinator:治験コーディネーター)の関与が必要であり、その養成が急務であります。現在、厚生労働省、文部科学省、(社)日本看護協会、(社)日本病院薬剤師会、(社)日本臨床衛生検査技師会などでCRC養成研修が行われており、2002年12月、日本臨床薬理学会でCRC認定制度が発足しました。本会議は、各医療機関ならびに治験施設支援機関のCRCがそれぞれの立場で現状を話し合い、また医師をはじめ製薬メーカー(治験依頼者)や開発業務受託機関等の治験に関わる者が一同に会して、より良い治験の実施のために意見交換をするため、2001年に発足した「CRC連絡協義会」(主催7団体の世話人で構成)が中心になり開催いたします。

 本年度は第5回を迎え、(社)日本臨床衛生検査技師会(世話人代表:今村文章)が担当し、開催することとなりました。

日 時 平成17年10月15日(土) 午後〜
平成17年10月16日(日)
場 所 パシフィコ横浜・神奈川県横浜市西区みなとみらい
詳しくは ホームページ をご覧ください

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