日本磁気共鳴専門技術者認定機構について

 平成17年3月30日(水)技術学会事務局にて第2回7団体代表者会議を開催し、この日を機に正式に機構として成立し、MR専門技師制度の骨子が以下のように固まりました。

1. 機構名:日本磁気共鳴専門技術者認定機構
2. 認定者の名称:MR専門技術者
3. 構成団体:
 日本磁気共鳴医学会,(社)日本医学放射線学会,放射線科専門医会・医会,(社)日本放射線技術学会,(社)日本放射線技師会,(社)日本臨床衛生検査技師会,(社)日本医用画像システム工業会 の関連学術7団体
4. 目的: 
 本機構は、関連学会などの連携により、統一的基準に基づいてMRを操作する技術者の認定を行い、わが国のMR検査技術の国際的な同等性を確保するとともに、最新の医療技術に対応した最善の画像情報を標準的に提供し、安全を担保することで、国民の福祉と社会の発展に寄与することを目的とする。
5. 事業:
(1)MR専門技術者の技術向上および医療安全に関すること。
(2)MR専門技術者の認定に関すること。
(3)MR専門技術者の育成および教育に関すこと。
(4)MR検査に関する調査および情報交換の推進に関すること。
(5)関連学会および団体への事業協力に関すること。
(6)その他、本機構の目的達成のための事業に関すること。
6.

MR専門技術者の役割:
(1)MR装置の精度管理ならびに患者および立入り者の安全管理ができること。
(2)解剖学的,臨床医学的基礎知識を有すること。
(3)装置性能を最高度に発揮させ、目的を達成するための技術を有すること。
(4)講演会・セミナーの講師となり、地域活性化のために教育・指導ができること。

7.

受験申請資格条件:
 「MR専門技術者にはスペシャリストを求め、その中で高度な標準化と安全を確保する」ことを前提に下記の条件を設定した。
(1) 第2条の構成団体のいずれかに所属して2年を経た者。
(2) MRに関する学術研究発表を3回以上(地方会・部会発表以上)、もしくは日本学術会議に登録された学会誌に論文1編以上を有すること。但し、(社)日本放射線技師会の会員については、アドバンスド資格およびMRI検査技能検定3級の両方を有していれば同等とみなす。
 また、申請時に以下の書類を添付し、筆記試験前に書類審査を行う。
(1) 事前に機構が提示した装置の精度管理に関する性能評価を行った測定データ。
(2) 患者ならびにスタッフの安全管理マニュアルまたはそれに相当する書類

8.

今後の展開:2006年(平成18年)2月第1回試験実施に向けて委員会を立ち上げる。
(1)認定試験準備委員会。
(2)認定試験問題作成検討委員会。
(3)更新制度検討委員会。


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